上尾社協だより(2023年2月号)に掲載されました。
以下はその内容です。
身体障害者福祉センター“ふれあいハウス”を利用して2年目の吉野誠さん。歌声教室・お菓子教室・スポーツレクレーション教室に通っています。30代の頃から徐々に目が見えなくなり約15年前に視力がほぼなくなりました。病気が発覚した当時は、気持ちがかなり落ち込んでしまったそうですが、家族・友人・職場の理解と支えによって、リハビリや訓練を乗り越え、同じ職場で40年働き続けています。
そして、友人からの誘いでバンド活動を始め、ご自身も周りの人たちも元気を取り戻し、ボランティア団体“アコースティック虹色”を立ち上げ、高齢者施設や障がい者施設、学校の福祉教育等、さまざまな場所で活動するようになりました。また、上尾市内のお祭りなどにも、積極的に参加しています。
吉野さんは、「この活動を通して、音楽の力で人を元気にしたり、人と人とをつないだり、仲間の輪を広げ、障がい者を特別扱いしない“共生社会”を目指していきたい。現在通っている"ふれあいハウス"名前の通り、教室にただ一人で参加するのではなく、人と人とのふれあいがあり、皆で和気あいあいと楽しく利用することができる。」と、笑顔で話してくれました。
"ふれあいハウス"では、機能訓練・創作活動など、様々な事業を行っています。今後も社会参加や交流の場として、利用される方が自分らしくいられる居心地の良い場所を目指していきます。